2015年9月7日月曜日

オンライン自動車販売企業

実際にオークションが行なわれているページをみると、現在の価格や参加者の人数、売り手の情報などをみることができる。また、商品の写真が掲載されていることも多い。売り手にはこれまでの実績や買い手の満足度などが反映される評価の印がついているため、取引が信頼できるかどうかがわかるようになっている。

オークションに参加するには、まず登録を行ない、目的の商品にビット(値付け)を行なう。ビットは通常七日間行なわれ、その期間に最高価格を付げたものが、商品を競り落とすことができる。競り落としたら、買い手は売り手に三日以内に連絡をとり、商品を送ってもらう。他方、売り手は、最初に登録料(二五セントから)を払い、商品の情報をイー・ペイに登録する。商品の売買が成立したら、決済が行なわれる。

九九年第2四半期の売り上げは四九五〇万ドルで、前年同期から一五四%増加した。同期の新規登録者は一七〇万人で、登録利用者総数は五六〇万人に達した。九九年六月には、一か月で五九〇万人が同サイトを訪れた。一日二〇〇万点の取引によって、平均六%の手数料を得ている。当期の利益は八一万六〇〇〇ドル、企業買収などの費用を除いた利益は五一〇万ドルであった。

『ビジネスーウイーク』(九九年三月三一日号)は、イー・ベイの変動価格販売制度が、アマゾソーコムなどの固定価格販売制度を切り崩す可能性があるとしている。他方で、アマゾソーコムも、すでにオークションを導入している。また九九年六月には、サザビーズCSothebyと提携し、「サザビーズーアマゾソーコム(sothebys.amazon.com)」というオークションサイトを立ち上げた。このサイトで、サザビーズ社などから提供を受けた芸術品や宝飾品、コインや切手などのオークション品をコレクター向けに販売する。

オークション形式のオンライン自動車販売企業も登場した。プライスライン(priceline.com)は、顧客が電子メールで希望の車種と価格を送れば、その希望に応じる販売店から答えがきて契約が成立する、という仕組みを開発した。顧客は好きな値段を付けることができる(ただし、タールを送ったあとは、キャンセルできない)。販売店は客が確実に購入することがわがるため、多少安い価格でも商談に応じる。なお、同社は同じ方式で航空券も販売している。

2015年8月7日金曜日

外交官を志望した動機

中学生当時から狙い定めた東京大学(文科一類)に現役で入った私の自負心は、しかし、折から燃えさかっていた日米安保闘争にこれといった判断力もないままに飛び込み、条約の自然成立以後、急速に収束していった闘争のエネルギーからとり残されることによって、まず最初の深刻な挫折感を味わった。

それでも気をとり直して勉強に励もうとしたのだが、周囲の俊秀たちの存在によってさらなる挫折感を味わうことになった。一年生後半からは、講義を受けることも億劫になって、今ではほとんど注目もされない阿部次郎の『三太郎の日記』などを読み返す日々を過ごした。

大学生活への幻滅は、少しでも早く社会に飛び出したいという気持ちを強めた。また、両親が私たちへの仕送りに苦労していることに気がついたことも、三年生でも受験でき、社会に入れる職業を捜そうとする気持ちを強めた。これが、外交官(というより、私の気持ちの中では「外務公務員」という方がぴったりくる)をめざした最大の動機である。

このように私の場合、外交官という職業選択の動機は、冒頭で述べたような「華やかさ」というようなイメージに憧れる要素は、正直いってまったくかけらほどもなかった。現に大学時代、私がもっとも尊敬していた友人は、私の内向的な性格を心配して、私が試験にパスしてからも、再考するように勧めてくれたものである。私自身も、受かってから悶々とした日々を過ごした。両親も、家計を心配してのことであれば、無理をすることはないと助言してくれた。

最終的に私が踏ん切りをつけたのは、学生時代から漠然と抱いていたアジアに対する関心だった。アジアの問題を国家レベルで考えようとするならば、やはり外務省という職場が一番適当ではないか、と判断したのである。現在、自民党の有力な代議士になっている大学ではニ年先輩だった人が、アジアの重要性を熱っぽく説いてくれたことも私の確信を深めた。