2012年4月18日水曜日

母が袋に遺した赤ちゃんコアラ、2gの命尽く。

大阪市天王寺動物園で死んだ雌のコアラ・スピカの腹部の袋から見つかった生後1か月足らずの赤ちゃん(2グラム、体長4センチ)が、死んでいたことがわかった。園によると、8日朝、死んだスピカの袋から赤ちゃんを取り出し、保育器での人工飼育を試みていた。コアラ用のミルクを与えていたが、次第に吸う力が弱くなり、9日未明、獣医師が死んだのを確認したという。衰弱死とみられる。同園は「なんとか命をつなげようと、園を挙げて取り組もうとしていただけに非常に残念」としている。