2012年4月17日火曜日

通信講座「登録抹消費」1億詐取、9人逮捕。

通信教育講座の登録取り消し名目で多額の金をだまし取ったとして、宮城県警は29日、仙台市太白区富沢、無職伊藤雅基容疑者(38)ら男女9人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。

県警は、被害者が千葉県、埼玉県、大阪府、福岡県、鹿児島県など全国に約250人おり、被害額は約1億3500万円に上るとみて調べている。

発表によると、伊藤容疑者らは2007年7月~09年1月、架空の業界団体を名乗り、通信教育講座を受講したことがある三重県内の女性(34)ら6人に「契約が継続されており、登録抹消には金がかかる」などと電話でうそをつき、1人あたり10万~50万円、計約190万円をだまし取った疑い。7人は容疑を認めているが、2人は一部否認している。

伊藤容疑者らは仙台市内の教材販売会社に勤務していた。県警は、市内の拠点から通信教育の受講経験者数万人分の名簿を押収。名簿がヤミで出回っているとみて、入手先を調べている。