2012年5月9日水曜日

「埼玉YOSAKOIフェスティバル2011」がさいたまスーパーアリーナで開かれる。

川越市の自宅を開放し地域の人が集まるコミュニティーセンター「自立の家つどい」を開設して約2 5年。ボランティア活動や、障害者や高齢者らが制作した作品を展示する場として活用され、ミニコンサートなども開かれている。「人を招くのは大変だけど、人が好きだから、ずっと続けたい」とほほ笑む。開設を思い立ったのは毎日新聞埼玉西支局の「奥さま記者」として約30年前、福祉をテーマに取材した。「今後も孤独な高齢者が増え続けていく。地域に気軽に集まり、生きがい作りのできる場を作らなければならない」と開設を決意。夫七郎さん(7 5)と話し合いの末、自宅を増改築した。「ただ、お茶を飲み慰め合うだけの場でなく何らかの作業を行い、社会のために一役担える場に」と、以前から設立していたボランティア団体「野菊の会」の活動の場としても活用。和紙で作ったつまようじ入れなどを製作、売上金はユニセフに寄付し続けてきた。現在は、東日本大震災の被災者に送るため、メッセージ入り絵馬や紙のおもちゃ作りに励んでいる。

埼玉県こども動物自然公園で飼育され当時の国内最高齢だったアミメキリン「タカコ」の孫にあたるメスのキリンが来園した。アミメキリンは約3歳で成熟するが、このキリンは1歳4カ月と幼いため、園内の環境に慣れさせることから始めるという。同園は「おばあちゃんとの対面は残念ながらできなかったが、将来はタカコのように子だくさんのお母さんになるように」と期待している。

埼玉県教育委員会は熊谷地方気象台と連携し緊急地震速報を使った避難訓練を始めた。3月に東日本大震災が起きたことを受けて、熊谷市をモデル地区に指定し、既に市内の小中校が対象だが、県内全域での普及を目指す。訓練は気象台が緊急地震速報の仕組みについて児童らに事前学習を行った上で緊急地震速報の警告音を、校内放送で全教室へ一斉に流す。子どもたちは、窓や本棚から離れて机の下にもぐり、揺れが収まるまで待機。その後、担任の指示に従い校庭に避難する。熊谷市立妻沼小学校では「緊急地震速報を使った訓練を行った。県教育局保健体育課では今年2月に緊急地震速報の音に慣れることで、児童たちが家庭や外出先でも速やかに避難できるようにしたい」としている。

春日部市の国道16号の地下50メートルにある首都圏外郭放水路を散策する「夏休み親子見学会」が8月15日にある。国土交通省江戸川河川事務所が小中学生を対象に参加者を募集している。応募締め切りは7月1日。放水路は「地下の川」と呼ばれる。県東部の低い土地を洪水から守るために春日部市小渕から上金崎までの6・3キロをトンネル方式で建設した。大雨の際に周辺の川からの水を放水路に流入させて浸水対策にあてる。親子見学会では、こうした仕組みを分かりやすく解説する。

今年で3回目となる「埼玉YOSAKOIフェスティバル2011」が11月3日さいたまスーパーアリーナで開かれる。県は出場枠を昨年の36チームから44チームに拡大し、参加を呼び掛けている。30日締め切り。県内に活動拠点を置くよさこいチームが対象で1チームの人数は2 5人以上必要。出場枠はコンテスト参加は抽選で、「一般参加」が36チーム、「コンテスト参加」が8チーム。応募チーム数が枠を超えた場合、コンテストの対象とならない一般参加は書類とビデオによる審査で、それぞれ出場チームを決める。昨年度のコンテストでは朝霞市の「かつみ」が最優秀の知事賞、新座市の「群青」が県議会議長賞を獲得している。